職場紹介 【生産本部(印刷製造部)】

常務取締役 生産本部長 岡田 秀樹

出版印刷の未来の形

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豊国印刷では、コミックや書籍の本文印刷など墨(ブラック)の単色印刷を創業当初から行っています。最初は「活版」とよばれる印刷方式で、鉛で出来た“活字”を拾い集め(文撰作業)、指定通りに枠の中に組んで(植字作業)印刷用の版を作りプレスするというものでした。その後、現在のふじみ野市(当時は入間郡大井町)に「豊国オフセット」というオフセット印刷専門工場が新会社として創られました。これは講談社文庫の創刊(1971年)に向けて準備された、言ってみれば講談社文庫を印刷するためにつくられた工場であったわけです。後に「豊国オフセット」は「豊国印刷」と合併し、今の「印刷製造部」が生れました。

というわけで、印刷製造部は講談社文庫との強い関係を軸に発展して参りましたが、時代が変わり、出版業界を取り巻く環境も、印刷用の版の作成方法も、印刷設備も昔とは随分変わってきました。さらに出版市場の変化とともに、多品種少量の生産に対応した製本までの一貫生産を2012年日本で最初に稼動させ、フルデジタル書籍生産システムとして実用化します。

そんな中で、当社は操業当初より培ってきた印刷技術の継承とさらなる向上にも積極的に取り組みながら、次世代の出版印刷のあり方を方向付けていくものと、業界内でも注目を集めています。印刷製造部では、より良い印刷物を最新の技術で継承していく自負を持ちながら、出版印刷に貢献できる喜びを持つことができます。

製造管理から印刷まで

印刷業務は、用紙手配から輸送までの、印刷周辺の業務まできちんと機能してはじめて信頼される部門となります。刷版・印刷の製造部門と管理部門のチームワークがあってこその対応力が、安心して印刷業務をお任せいただける条件でもあります。また、長い歴史のある印刷ですが、技術・ノウハウには、まだまだ改善、改良の余地もあり、そこが技術力の差となって現れることを私たちは知っています。日々改良を重ねより良い出版物をお届けできることを誇りにして、印刷技術の基本を守りながら、最新の技術動向にも常に目を向けています。